FC2ブログ
HOME   »  2016年05月
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
世の中のニュ―スを見ていると、6〜8年くらいのスパンで、
「……?前にもこんな出来事があったような…」と
妙なデジャヴを感じることがあります。

子どもが犠牲になる事件が多発し始める、なにか波のようなタイミングがあるのです。


自分の子どもを基本にして考えて見ると、
長男の生まれた1995年以降(1995年には、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件がありました)2000年頃、2006年前後、2012年前後、のあたりで、犯罪の起きる波のようなものがあった、と感じられました。

(オカルトチックな内容じゃありませんよ?^^;)


もちろん、それは私が勝手に感じるだけのことなのですが……

でも、この「大体6年間の波」という感覚には、ある程度の根拠があります。



まず…皆さんは、何をきっかけに「防犯」について真面目に取り組もう、と思いましたか?

どこかで、もしかしたら案外身近なところで、子どもや女性が事件の犠牲になったニュ―スを見聞きしたから、ではありませんか?
PTAや子供会が主催して、学区の子どもたちを守ろう、という活動を始めたり、実際に今も活動が活性化している、というところもあるかと思います。


しかし、実は、
「小学校のPTA活動としての防犯」は、6年間前後で立ち消えしてしまいやすい、という、残念な性質を持っていることをご存じでしたか…?


新しい1年生が入学して来る前後に、どこかで惨い事件が起きれば(起きれば、というのがほんとうに悔しい!)防犯活動が見直されるので、そのときの新入生たちは、活性化した地域の防犯活動のゆえに、6年生まで守ってもらえる確率が高いといえます。
ですが、そうでない場合は「何も起きないために」防犯活動はだんだん下火になり、保護者や教員、地域の人たち、また子どもたち当人も油断するため、ふたたび犯罪の起きやすい「隙」がそこに生まれてしまう。
下校時パトロールも、だんだん、何のためにやっているのか分からなくなって、めんどくさい、やりたくない、仕事休んでまで来ているのに、ダラダラと歩いてるだけじゃない、と思う人が増えてくる……

もちろん、長いこと何の犯罪も起きない可能性も、当然あります。

「何も起きない」というのは、イコール「安全である」とは言いきれないのですが、何も起きない状態が何年も続いていれば、ここは安全な土地だ、と錯覚しても無理はありません。



ですが、世の中全体を見てみると、
不況、災害などのために大人の社会全体がギスギスしてきていますね……

少子高齢化社会は目前に、
各所での大規模災害も相次ぎ、
大学を出てサラリーマンになったら庭付き一戸建てのマイホームが買える…という時代ではなくなりました。少年犯罪も多発し、親が我が子を虐待して死亡させるような、個人個人の余裕の無さも異常に目につきます。
加害者は、もともとは被害者だった…という、負の悪循環が、今までになく目立って来ている。
それなのに、身近で大きな事件が起きなければ、「まあいいか…」と無感覚になっている人がとても多いです。

それは「油断」に他ならないのですが、「油断」だとは誰もあまり感じていません。

小学校の6年間は、PTAで一生懸命我が子を守る防犯活動をしたとしても、
そこまでで「終ってしまえば」、下級生たちはどうなるでしょうか。


「何も起きないから、もう平気」ですか?


現実には、殺人などの凶悪犯罪が起きていなくても、子どもに対する小さな犯罪は、どこでも毎日起きているのですが……






「絵のモデルにならない?」
「写真とって上げる」
「ゲームソフトを上げる」
「猫を見に来ない?」
「お父さんに車で迎えに行って、と頼まれた」
……などなど、
最近はまた、何年も前に「こういう手口に気をつけて!」と、耳にタコが出来るほど聞かされたような手口に騙されて、犯罪者について行ってしまった……というケースが、ぽろぽろと目につくようになって来ました。


そういえば、6年以上前、こういう手口に気をつけて、という防犯の話を聴いたような気がするけど…
あの頃は、みんな口を酸っぱくして「気をつけて」と言っていたけど……
最近はそういえば、あんまり言わないね。

ふと、そう思ったという方も多いのではありませんか?



いわゆる「犯罪者の使う手口」は、このように変わらないものもありますし、

どんどん新しく多様なものも出て来ています。

常に「更新」され、「バージョンアップ」され続けている

ちょっとネットで調べれば、小学生だけでなく、高齢者、女子高生、大人の男女も騙されてしまうような犯罪の手口がわんさと見つかります。


それなのに、子どもたちに与えて上げられる防犯の知識は、どうですか?
「バージョンアップ」されていますか?


いいえ、現実には「更新」「バージョンアップ」どころか、
古くさい決まり文句しか、与えてあげられていないのではありませんか??

「ふしんしゃ」に気をつけなさい、と言っていませんか?
では、「不審者」ってどんな人ですか?
「知らない人にはついて行かない」と言っていませんか?
「知らない人」とは、どの程度「知らない」ことを言うのですか?

犯罪者の多様化、手口の多様化は目覚ましいのに、

それを防ぐためのノウハウはまるで進歩していません。




その中で、事件が起きる。

そうすると、多少は焦り始めて、
「ああ、怖い。うちの学校でも防犯をやらなくちゃ」となります。


しかし、新しく我が子のために防犯を、と考え始めたお母さんたちは、どこからなにをどう始めたら良いのか、まるで解らない……という状態です。

2006年頃の小学生のお母さんがたは、どうやっていたんでしょう?
我が子のための防犯は、次世代にはなぜ伝わらないのでしょう?
敵の作戦はどんどん進化するのに、なぜ防犯はバージョンアップもしないんでしょう??





私は、年々「自分の子のために防犯を学びたい」と仰るお母さんがたを見ていて、強く思います。

「防犯なくして、子育ては語れない」、と。

食べ物の大切さ、
勉強の大切さもわかりますが、
同じくらい、防犯を学ぶことは大事です。

それこそが、命に関わるからです。

小学生のために親が学んだ防犯は、お子さんが成長するにつれて、次は痴漢に遭いにくい女子高生、加害行為をしない男子学生、詐欺に遭いにくい大人、犯罪行為に手を染めない大人、をつくるはずです。またそのようにして成長した子どもさんが家庭を築いた時、ふたたび我が子に「犯罪に遭わない、犯罪を起こさない」子育てを伝えることになる。

本来、「防犯」とは、そのようにして人生を豊かにするものであるべきなのです。


さて、そこで。
私はみなさんに、
「犯罪者のこういう手口に気を付けよう」の他に、
さらにバージョンアップさせた知識を是非、学んで欲しいと思います。

それは、

「犯罪者の選ぶ犯罪のチャンスに気を付けよう」という内容です。

犯罪者は、どんな状況を利用するのでしょうか。
というか、犯罪者って、手口の他に、状況を選んだり、場所を選んだりするのでしょうか?

そんなことから、お伝えして行きたいと思います。


※ 「防犯」カテゴリ の関連記事で、取り扱いますので、順次お楽しみに。

スポンサーサイト



「不審者」。

……というと、どんな存在を思い浮かべますか?

子どもたちは、よく 「不審者に気をつけなさい」と教わるようです。

さて、一体現実に、どんな人が「不審者」なのでしょうか



この言葉は、実は、ものすごお〜〜〜〜〜〜〜く、あいまいな言葉です。

「不審」という言葉を辞書で引くと、……(引いてみてね・笑)意外と思ったような意味ではないことが判ります……どうですか?

英語では doubt (疑惑)とかsuspicious(嫌疑)などと訳されたりしますので、そっちの意味と近いのかな。

胡散臭いヤツ、って意味で使っている人が多いのですが、さて…… 子どもたちに、その意味、ちゃんと説明出来るでしょうか。



逆に、子どもたちに訊いてみますか。
「ふしんしゃ」って、どんな人なの?

すると、判で押したようにこんな答えが返って来ます。

「黒っぽい服着てる」
「サングラスしてる」
「マスク」
「帽子被ってる」

怪しい感じ、だの、危ない感じだの、果てはちょっと厳ついオジサンや、カッパを着た釣り人やら、酔っぱらい、などなど、もはやあちこちに「不審者」がはびこっている状態だったりします。


挙動が不審だ、というだけでは、その人は「犯罪者」ではありませんよね。
おかしな様子とか、他の人とは変わった服や動き、それだけでは「犯罪」とは言えません。
(そんなこと言っちゃったら、着ぐるみ着て歩いてる人はイベント会場以外では「不審」ですし、逆に着ぐるみ着てたら犯罪者じゃないかって言ったら、そうとも限らないでしょ?)
むしろ、「見た目が変」というだけで「不審者」呼ばわりされるとしたら、ひどい迷惑です。
うっかりすると「人権侵害」という罪に問われてしまうかもしれません。

野外生活者、外国人、何らかの障害を抱えておられる人。
子どもだけでなく、大人でも、「普段見慣れない人」をちょっと警戒する…という傾向はあります。
ですが、行き過ぎると差別意識、とも言って、必ずしも正しい感覚ではなくなってしまう場合もあるのです。

逆に、目に入ったのが本当の犯罪者だとして。
見ただけで、その人がどんな犯罪をしでかしたのか、これからするところなのか、今して来たところなのか、はっきりと断定出来る人がどれだけいるでしょうか?
捜査のプロ、警察官や刑事でも、そんな簡単に見破ることが出来るのなら、どんな事件だって見ただけで犯人確保出来ちゃいますよね。



こんな風に、
「不審者」ってどんな人のことなの?と考えれば考えるほど、
「わからなくなる」のが現実。


ところが、この状態こそが、「犯罪者」の思う壷。
「本物の犯罪者」にとって、人々が「不審者」に目を奪われている状態は、とても都合が良いのです。

なぜかといえば、
「不審ではない人を装えば、誰にも疑われない」からです。

そう、本当に犯罪を起こそうとしている人は、
「不審ではない人を装います」。
事前に自分の企みを阻止されないため、実行した犯罪を見咎められないため。
そして、犯行後に簡単に捕まらないため、です。
「不審だ!」とのっけから思われちゃったら、なにもできないじゃありませんか。



子どもたちに、「ふしんしゃ」という言葉を使って、防犯について教えている……という方がおられたら、上に書いたようなことを、今一度よく考えてみて下さい。

屁理屈?

いやいや、ヘリクツじゃないですよ……(^^;)

言葉の意味を良く考えてください、ということです。



もしも、「ふしんしゃに気をつけなさい」というだけで
防犯について教えたつもりになっているとしたら、
それこそが「油断」です。


本当に犯罪を企てている人、実行したい人は、
「ふしんしゃ」にみんなが気を取られている方が、都合が良いのです。
犯罪者ではない不審な人、が捕まっている間に、自分は本当に犯罪を実行出来ますからね。


犯罪者は、見ただけでは、それとは判りません。
「ただ不審な」だけでは、犯罪者ではないのです。

犯罪から身を守りたいなら、「ふしんしゃ」という存在に気を取られている場合ではありませんね………

では、何に注意したら良いのでしょう?

それが、「犯罪者が好んで選ぶ状況」です。
犯罪を実行しやすい環境、状況。


この記事を目にした方は、是非、今後はその「犯罪者が好んで選ぶ状況」とはなにか、を考えるようにしてみて下さい。




※ 「犯罪者が好んで選ぶ状況」については、繰り返し扱っています。
また、これについてより学びたい方は、当ブログのリンク先にあります「小宮信夫の犯罪学の部屋」を参照ください。小宮先生は、私の防犯の恩師でいらっしゃいます。



前回の記事に、講演依頼のメッセージを下さいました I 様。
ご提示頂いた日程で、伺うことが可能です。

つきましては、 I 様の返信先アドレスを
「内野真メールアドレス」まで直接お知らせくださいませ。

よろしくお願い致します。

熊本地震からもうじき一ヶ月経ちます。
未だに大勢の方々が避難生活をされています。
何も出来ないことに苛立ちながら、ふと、被災地での性犯罪のニュースに目が止まりました。

阪神淡路大震災のときも、東日本大震災のときも、同様の状況が報告されましたが、一般のニュースにはあまり取り上げられなかったことを記憶しています。

阪神淡路大震災後に、友人が始めた「子どものための防災」に関わって、初めて、『災害時に、さらに性犯罪が起きていた』をいうことを知り、愕然としました。


今回、熊本でも同様の事態が報告されていますが、それに対する取り組みを見ていて、「あれ?」と思ったことを書いてみます。


*********

熊本での災害時性犯罪防止の取り組み、に関する記事
http://youpouch.com/2016/05/09/353318/

熊本市男女共同参画センター「はあもにい」によれば、
地震などの大規模災害における避難所や避難先では、
困っている女性や子どもを狙った性被害・性暴力DVなどが増加するのだそう。

「はあもにい」ではこのような被害を防ぐべく、
各所と連携して啓発チラシを作成。
「ぜひシェアをお願いします!」と同団体のFacebookアカウントにて呼び掛けています。


この活動自体は、必要なことではあります。
ですが、何かおかしくないですか……??

これは痴漢の被害防止なんかにも言えるのだけれど
本来、性犯罪は、「被害者が『自衛するべきもの』ではない」はずです。

加害者になりうる男性たち自身が、
同性に対して警鐘を鳴らすべきことなのではありませんか?



現実に、加害者は男が圧倒的に多いです。
男性の皆さんは、男性が加害者であるケースが圧倒的に多いことを自覚してください。

ときたま、
「男だというだけの理由で疑われるのは心外だ」なんて、
見当違いの文句を言ってる男性がおられますが、
その文句は「同性の、加害者である男性に向けて欲しい」のです。

被害を申告した側に「男だというだけで疑うなんて」と憤るような、
稚拙なまねはしないで欲しいのです。




痴漢被害や子どもの性犯罪被害、
こういう災害時性被害など、ことあるごとに
まず被害を受けそうな女性側に対して、「気をつけて」と言う傾向にありすぎます。

このニュースの啓発ポスターも、「災害時には、……性犯罪が起きます」と、断定していますよね。ですが、その言葉の意味は
「だから女性は気をつけて、みんなで女性が被害を受けないように見守って」…ということです。

なぜ、「加害行為を止めなさい!」という警告ではないのでしょう?

何で「身を守るようにして」と被害者側に勧めるのでしょう?

それが解せません。おかしいです。

今まで、これを普通に思って来た人は、
あなたのその感覚こそが「鈍っている」ことを自覚すべきだと思います。


「狙われないようにしましょう」とか
「こうしているから危ない」とか、
まるで、被害を受ける側が、100%以上の努力をしないことが犯罪を招いている、と言っているような……
そんなの、おかしいと思いませんか?



なぜ被害者側に幾ばくかでも責任があると思ってしまうのでしょう……

なぜ、加害行為を糾弾するより以前に、
被害者の落ち度を失くすようにしよう、という意識が働くのでしょう。

それが「おかしいことだ」と気がつかないと、
この問題には進展がないと感じます。



そもそも、この手の犯罪に、
損失割合という、自動車事故などに適用される考え方は通用しません。
被害者にも落ち度があった、と感じるとしたら、
その感覚はおかしいのです。
これについては、加害者側の意識調査をした研究結果がある程度出ています。以前にもブログで書いたことがありますが、加害者500人余に対する調査を経て、そのように判断した研究者が何人もおられます。
加害者は、被害者がこうだったから、こうしたから、だから自分は加害行為に及んだ、という理屈では行動していません。
被害者の服装や、仕草や見た目、行動範囲や時間帯など、そういう要素は加害の理由にはなりません。


それなのに、
「女だから、若いから(子どもだから)、見た目が良いから、被害を受けることを覚悟しなさい」
今の犯罪被害防止には、そういう意識が水面下で働いています……
無意識の領域で、多くの人がその感覚を共有している状態です。

しかしこれは、ひっくり返せば
「男とは加害するものだ、ということを覚悟しなさい」ということと同義。
「男だからという理由で疑われるのはおかしい」と怒っている男性諸氏は、それに気がついているのでしょうか。




この場合、「悪いのは誰か」?

それは、『加害行為をする一部の男性』ですね。


一緒にされたくない、と思うなら、
そもそも、男性たち自身が、同じ男性同士で
「そういうことをするな!」と、
相互に意識啓発するべきですよね、
女性や子ども側に「気をつけろ」という前に!


この問題の最大の難点は、
男性が、
男性たち自身で、
自分たちの見ていない、見えていない問題を「考えようとしない」ところにあるのです。

男性なのだったら、
同性の加害行為を食い止める、
そのために身近な男性同士で見張り合う、そのくらいしたらどうなのでしょう?

男同士で性犯罪許すまじ、と、呼びかけ合う気概がなければ性犯罪は野放しなのに、
「おれは違う」
「おれはそんなことしない」
と言うだけで、それで逃げられると思ってるとしたら、かなり浅はかな態度です……
社会に対する責任をまるで果たしていません。


男性の皆さん。

男なら、
女性や子どもや男児に対する、同性の性犯罪を、厳しく嫌悪して排除してください。

「性犯罪許すまじ」というスタンスを、高く掲げてみせてください!

もっとプライドを高く持ってください!



プロフィール

内野 真 (うちの まこと)

Author:内野 真 (うちの まこと)
****************


私は、いつも探していました。
「性犯罪」の被害から、
子どもを未然に守るための方法を。

でも、苦労して探しても、なかなか無いんです。

例えば、本。

「性犯罪被害」を防ぐために何が有効なのか?
「犯罪」 「防犯」 「防止」 「方法」 など、キーワードを色々変えて検索するのですが、行き着く所は何か違うものばかり。

大概、2つに分かれます。


内容的にきちんとした本だと、学術書や体験談、
「性犯罪被害を乗り越える」という内容のものに行き着きます。

でも、それは、勇気ある告白本だったりして、読むにも覚悟がいるものが多いのです。
被害に遭ってしまうとこれほどまでに大変なのか、と凹んでしまったり。
被害の現状を放置したままの社会に、怒りを覚えることもあります。
明日は我が身。そう考えれば気持ちは引き締まる。

でも、被害を未然に防ぐためには?……と考えると、そのことは書かれていません。


「性犯罪」「被害」「防止」で行き着くもうひとつの端は、
「性犯罪をエンターテイメントとして描いたもの」。
つまりアダルト作品。
これはお話しになりません… 

アダルト作品は、性犯罪の加害や被害を、娯楽のモチーフとして扱います。
被害の防止とは、正反対の内容です。

うーん……。
これは、どう言うことなんでしょうか。



子どもに加えられる「犯罪」には、以下の3つのタイプがあります。

1. 殺害や、痛めつけることを目的としたもの
2. わいせつ・強姦などが目的のもの
3. わいせつ・強姦までは行かないが、身体的接触(手を握ったり膝に乗せたりするなど)や、ドライブなどで満足するもの(ただしこれは、子どもが騒いだり嫌がったり逆らったりすることが原因で犯人を逆上させてしまい、その結果、殺害等に結びつく場合がある)

一番多く発生しているのは、3番です。

2番・3番の「わいせつ・強姦など」つまり性犯罪は、子どもに降り掛かる加害行為の中でも、大多数を占める、といえます。

幼い子どもは「性」の意味も、自分に備わっている性器の役割も、世の中に氾濫する「性に対する見方」も、その意味も、何も知りません。
それをいいことに不当にその性を蹂躙する、搾取する。
それが、性犯罪。
強姦がなくても、立件出来ないような行為だけでも、子どもの心には深い傷が残ります。

想像力のない人たちは「性的いたずら」という言葉を使いますが、被害当事者から見れば、なにが「いたずら」なものですか。

成長してから、されたことの意味を悟り、幾重にも傷つくことからこの被害は「時限爆弾」「魂の殺人」とも言われるのです。


どうにかして、性的被害から子どもたちを守りたい。
それも、未然に、です。

性的に嫌な思いをさせることも、可能な限り防ぎたい。
幼い頃の、幸せな思い出の中に、そんな記憶はいりません。

ずっと忘れていたけど、そういえば…小さい頃、こんなひどいことがあった。こんな嫌な思いをした。…そういう記憶を持つ女性が、どれだけ多いか、知っていますか?
それが、どれだけの人を精神的に苦しめているか、知っていますか?


「性」を守ることは、「人」そのものを守ること。

我が子の命を守ること、と同義です。

我が子のために、食べ物について学ぶ事と同じ。
学問を身につけるのとも同じです。
お子さんの身体、心を守る方法を知ることは、
「食育」や「知育」と同列、「子育て」そのものでもあります。


いわば「守り育て」。


性犯罪から心と身体を守りつつ育てること。


それを、私はこう呼ぶことにしました。
「守育(しゅいく)」。

「知育」
「食育」
「守育」
ほら、命を守るために、どれも必要なものでしょう?

その方法を、一緒に模索していきましょう。<内野  真>



******************

◆1965年生まれ。埼玉県さいたま市在住。立正大学文学部社会学科小宮信夫教授に師事。
3人の息子を育てつつ、脳動静脈奇形部破裂のため脳障害・認知症を患う実母を介護しています

◆子どもの安全対策コーディネーター/NPO法人地域安全マップ協会理事長/イラストレーター及びライター、声優としても活動歴有り
◆さいたまNPOセンター主催「子どもの防犯力アップ出前教室」インストラクター養成講座講師
◆防犯・防災のラジオ番組「魔法の言葉」配信中(リンク参照)
◆「景色を読み解く」カンタン講習会 講師(下校時安全パトロールの時間を利用した1時間程度の町歩き防犯指導)※当ブログの2014年11月26日の記事参照。<随時申し込み受付中です>


◇出 版 物

<著書>

◆「子どもを犯罪から守る 犯罪被害当事者による子どもを被害者にも加害者にもさせない方法」/明石書店  
◆「いかのおすし」絵本(制作・監修) /防犯用品(株)コンツナ 
http://ikanoosushi.com/new1.html←コチラから動画でご覧になれます 

<共著>

◆「地震からわが子を守る防災の本」国崎信江著/内野真・漫画/リベルタ出版 
◆「我が家の防災対策」作/国崎信江、挿絵・コメント/内野真  信濃毎日新聞  2001〜2002年
◆「まんが 防犯・防災・協力店マニュアル」埼玉県石油業協同組合発行/大倉優原作/内野真・作画 
◆「安全はこうして守る 〜現場で本当に役立つ防犯の話〜」小宮信夫編著/内野真(ファイル21寄稿・本文挿絵・表紙画)/株式会社 ぎょうせい 
◆「子どもたちの叫び 〜児童虐待・アスペルガー障害の現実〜」内野真・尾崎ミオ著/NTT出版 など

<教材>

◆「じしんがきても まけないよ!」地震紙芝居/原案・国崎信江/画・内野真/学研 
◆「子どもの安全カルタ」NPO法人子育てサポーター・チャオ編/東京法規出版(防犯・防災・事故予防の入門編カルタ。監修/小宮信夫、子どもの事故予防情報センター牧田栄子、作画・編集/内野真)
◆「子どもの防犯力アップ出前教室」フリップ(イラスト・監修) など


◇講演会実績等

2005年
東京成徳短大高等部幼児科講話
越谷市赤ちゃん連れ遊び場マップ作製指導

2006年
埼玉県児童館活動活性化モデル事業 
 子どもの安全対策サロン講師
埼玉県宮代町子ども会・自治会主催
 地域安全マップ作製指導協力
婦人公論4/7号 
 子どものための防犯特集記事寄稿
埼玉県越谷市北越谷公民館講演会
千葉市高州保健センタ—保健師研修会 講話
子どもの安全に関するアンケート解説書作成
 (NPO法人子育てサポータ—・チャオ編)

2007年
越谷市南越谷公民館
地域安全マップ作製指導協力
豊島区子ども家庭部子ども課 
 保育士研修 講演会
越谷市花田小学校5学年 学年活動 講演会
神奈川県相武台総合学習センター講演会   
神奈川県警察学校連絡協議会 講習会講師
 少年のみちびき 寄稿文
広島県安心安全アカデミー 講演会
さいたま市仲町小学校 講演会

2008年
練馬区ほうや幼稚園 講演会
愛知県刈谷市 CAPNA主催講演会講師
千葉県市町村アカデミー 講習会講師
越谷NPOセンター主催 講演会
練馬区立大泉第六小学校 講演会

2009年 
練馬区立八坂小学校 講演会
練馬区教育委員会委託
子ども安全安心学習講座 講師
練馬区立関町小学校 講演会
越谷市中央市民会館 講演会
越谷市大沢公民館 講演会 
練馬区立大泉第三小学校 講演会
練馬区立富士見台小学校 講演会

2013年
【内野真生の魔法の言葉】
 ラジオパーソナリティー 
地震だ!だんだんだんごむし!
  DVD(kirakira作製)/声の出演
さいたまNPOセンター 
 子どもの防犯力アップ出前教室
 インストラクター養成講座講師 

2015年
松戸市立常磐平第二小学校家庭教育学級講演会
NPO法人ながれやま子育てコミュニティなこっこ主催防犯講演会
など多数




<講演会・執筆等のご依頼について>

◆随時受け付けておりますが、必ず当ブログ記事をお読みになった上でお願いいたします。
◆ご依頼方法
最新記事(カテゴリーは問いません)のコメントに「管理者にだけ表示を許可する」の項目にチェックを入れ、お名前・所属・ご連絡先を明記ください。折り返しこちらからご連絡いたします。日中はメールチェックが出来ないためお返事が遅くなる場合もございますので、日程に余裕を持ってご相談ください。

検索フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031