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http://spotlight-media.jp/article/347227033601880311

「子どもに挨拶させたくない」 親の気持ちも分かって…↑引用記事



子どもには誰が安全な人で、誰が危険な人なのか解りません。だから、挨拶そのものをさせない!という選択をする家庭が増えているそうです。

引用した記事は、「挨拶をした事がきっかけで、恐い目にあった子の実話」なのですが、たしかになるほど、と思いました。
きっと私でも、同じような気持ちになるだろうなあ、と思います。

ですが、読後にぜひ考えてみて下さい…… 


誰が危険か安全か解らない」のは真実ですが、
どこが危険か安全か解っていれば」挨拶そのものを禁じなくても、良いのかもしれません。

この記事の子は「挨拶」をしました。

「挨拶をしたところ」までは、この子は間違ってはいませんでした。

その先、「見えにくいところ」まで、挨拶をした相手が付いて来た…という部分が問題なのです。




「誰もが入りやすく、見えにくい場所」=この記事の場合は、マンションの入口からエレベーター、そして共同の通路での出来事でした。マンションの入口は公共の場所ですから、誰がいても不思議ではありません(=入りやすい)。
そこから続くエレベーター内、共同通路は、外部からは物理的に見えにくい場所になって行きます。

警戒すべきは、その「見えにくい」場所です。

「見えにくい場所」にさしかかるとあらかじめ分かっているなら、そこに入る前に、周りを注意して見回してみて。


そこから不自然に、「見えにくい場所」まで付いて来る人がいたら、勇気を出して、みんなから「見えやすい場所」まで戻りましょう。


ちょっとでもイヤな気持ちがしたら、絶対に我慢しないで、すぐに「みんなから見える場所、知っている人がいる場所」まで走って戻るのです。

防犯ブザーは、ならせないかもしれないでしょ?
叫んでも、誰もいないかもしれないし。

かならず、「見えにくい場所」(例えばエレベーターの中)に入るに、戻ってくださいね!

※ でも、この記事の子のように、「あっ」と気がついた時にはエレベーターの中に一緒に乗ってしまっている、という事もありえます。でも、慌てなくても大丈夫。エレベーター内で二人きりになった時に「イヤだな」と感じたら、すぐにボタンを押して、止まった階で降りるか、そのまま下の階に戻りましょう。とにかく「見えやすい場所」まで一刻も早く戻ります。相手が犯罪を企んでいるヒトでないなら、一緒について来たりはしないでしょう。(それでもついて来るようなら、知っている人がいる場所まで逃げて、110番、です)


「気のせいかな」

「同じマンションの人かもしれないし」

「大人に失礼じゃないかな」

などと、不安を我慢したまま、家の前まで来てしまったら、恐くて仕方なくなりますよね?

そして、万が一、自宅へ押し入られてしまったら、自宅内は外から「見えない」場所。
最悪です。


犯罪者はそのような「入りやすくて見えにくい場所」を選んで犯行に及びます。



マンションに住んでいる人は、自宅建物のエレベーターや、自宅前の通路が「危険な場所/犯罪が者が好きな場所」だなんて、ちょっとイヤですけど、そのような条件の場所は、残念ながら、事実、危険な場所なのです。
家族ぐるみで素性を知っている相手以外は、マンションに入る前から警戒するしかないかもしれません。



今回は、明らかに「危険な場所」が自宅付近にある場合…のお話ですが、
そうでない場所に住んでいる子どもさんまで、
一律に「挨拶しない方が良い」というわけではないですよね。

「挨拶しない」を防犯上許容して、というのは、

地域内の味方の大人まで減らしてしまう事になります。

結果的に、犯罪者の思う壷です。



自分の家の周りや、いつも通る道がどんな場所か、改めて注意して見てみましょう。
「入りやすい(逃げやすい)」「見えにくい(目撃されにくい)」場所は、犯罪者が好きな場所です。

自分がこれから行こうとしている場所が
「入りやすい/見えにくい」場所だったなら、
ついて来る人には要注意。


あらかじめそれが分かっているのといないのとでは、ずいぶん違いますよね。

(内野真)
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プロフィール

内野 真 (うちの まこと)

Author:内野 真 (うちの まこと)
****************


私は、いつも探していました。
「性犯罪」の被害から、
子どもを未然に守るための方法を。

でも、苦労して探しても、なかなか無いんです。

例えば、本。

「性犯罪被害」を防ぐために何が有効なのか?
「犯罪」 「防犯」 「防止」 「方法」 など、キーワードを色々変えて検索するのですが、行き着く所は何か違うものばかり。

大概、2つに分かれます。


内容的にきちんとした本だと、学術書や体験談、
「性犯罪被害を乗り越える」という内容のものに行き着きます。

でも、それは、勇気ある告白本だったりして、読むにも覚悟がいるものが多いのです。
被害に遭ってしまうとこれほどまでに大変なのか、と凹んでしまったり。
被害の現状を放置したままの社会に、怒りを覚えることもあります。
明日は我が身。そう考えれば気持ちは引き締まる。

でも、被害を未然に防ぐためには?……と考えると、そのことは書かれていません。


「性犯罪」「被害」「防止」で行き着くもうひとつの端は、
「性犯罪をエンターテイメントとして描いたもの」。
つまりアダルト作品。
これはお話しになりません… 

アダルト作品は、性犯罪の加害や被害を、娯楽のモチーフとして扱います。
被害の防止とは、正反対の内容です。

うーん……。
これは、どう言うことなんでしょうか。



子どもに加えられる「犯罪」には、以下の3つのタイプがあります。

1. 殺害や、痛めつけることを目的としたもの
2. わいせつ・強姦などが目的のもの
3. わいせつ・強姦までは行かないが、身体的接触(手を握ったり膝に乗せたりするなど)や、ドライブなどで満足するもの(ただしこれは、子どもが騒いだり嫌がったり逆らったりすることが原因で犯人を逆上させてしまい、その結果、殺害等に結びつく場合がある)

一番多く発生しているのは、3番です。

2番・3番の「わいせつ・強姦など」つまり性犯罪は、子どもに降り掛かる加害行為の中でも、大多数を占める、といえます。

幼い子どもは「性」の意味も、自分に備わっている性器の役割も、世の中に氾濫する「性に対する見方」も、その意味も、何も知りません。
それをいいことに不当にその性を蹂躙する、搾取する。
それが、性犯罪。
強姦がなくても、立件出来ないような行為だけでも、子どもの心には深い傷が残ります。

想像力のない人たちは「性的いたずら」という言葉を使いますが、被害当事者から見れば、なにが「いたずら」なものですか。

成長してから、されたことの意味を悟り、幾重にも傷つくことからこの被害は「時限爆弾」「魂の殺人」とも言われるのです。


どうにかして、性的被害から子どもたちを守りたい。
それも、未然に、です。

性的に嫌な思いをさせることも、可能な限り防ぎたい。
幼い頃の、幸せな思い出の中に、そんな記憶はいりません。

ずっと忘れていたけど、そういえば…小さい頃、こんなひどいことがあった。こんな嫌な思いをした。…そういう記憶を持つ女性が、どれだけ多いか、知っていますか?
それが、どれだけの人を精神的に苦しめているか、知っていますか?


「性」を守ることは、「人」そのものを守ること。

我が子の命を守ること、と同義です。

我が子のために、食べ物について学ぶ事と同じ。
学問を身につけるのとも同じです。
お子さんの身体、心を守る方法を知ることは、
「食育」や「知育」と同列、「子育て」そのものでもあります。


いわば「守り育て」。


性犯罪から心と身体を守りつつ育てること。


それを、私はこう呼ぶことにしました。
「守育(しゅいく)」。

「知育」
「食育」
「守育」
ほら、命を守るために、どれも必要なものでしょう?

その方法を、一緒に模索していきましょう。<内野  真>



******************

◆1965年生まれ。埼玉県さいたま市在住。立正大学文学部社会学科小宮信夫教授に師事。
3人の息子を育てつつ、脳動静脈奇形部破裂のため脳障害・認知症を患う実母を介護しています

◆子どもの安全対策コーディネーター/NPO法人地域安全マップ協会理事長/イラストレーター及びライター、声優としても活動歴有り
◆さいたまNPOセンター主催「子どもの防犯力アップ出前教室」インストラクター養成講座講師
◆防犯・防災のラジオ番組「魔法の言葉」配信中(リンク参照)
◆「景色を読み解く」カンタン講習会 講師(下校時安全パトロールの時間を利用した1時間程度の町歩き防犯指導)※当ブログの2014年11月26日の記事参照。<随時申し込み受付中です>


◇出 版 物

<著書>

◆「子どもを犯罪から守る 犯罪被害当事者による子どもを被害者にも加害者にもさせない方法」/明石書店  
◆「いかのおすし」絵本(制作・監修) /防犯用品(株)コンツナ 
http://ikanoosushi.com/new1.html←コチラから動画でご覧になれます 

<共著>

◆「地震からわが子を守る防災の本」国崎信江著/内野真・漫画/リベルタ出版 
◆「我が家の防災対策」作/国崎信江、挿絵・コメント/内野真  信濃毎日新聞  2001〜2002年
◆「まんが 防犯・防災・協力店マニュアル」埼玉県石油業協同組合発行/大倉優原作/内野真・作画 
◆「安全はこうして守る 〜現場で本当に役立つ防犯の話〜」小宮信夫編著/内野真(ファイル21寄稿・本文挿絵・表紙画)/株式会社 ぎょうせい 
◆「子どもたちの叫び 〜児童虐待・アスペルガー障害の現実〜」内野真・尾崎ミオ著/NTT出版 など

<教材>

◆「じしんがきても まけないよ!」地震紙芝居/原案・国崎信江/画・内野真/学研 
◆「子どもの安全カルタ」NPO法人子育てサポーター・チャオ編/東京法規出版(防犯・防災・事故予防の入門編カルタ。監修/小宮信夫、子どもの事故予防情報センター牧田栄子、作画・編集/内野真)
◆「子どもの防犯力アップ出前教室」フリップ(イラスト・監修) など


◇講演会実績等

2005年
東京成徳短大高等部幼児科講話
越谷市赤ちゃん連れ遊び場マップ作製指導

2006年
埼玉県児童館活動活性化モデル事業 
 子どもの安全対策サロン講師
埼玉県宮代町子ども会・自治会主催
 地域安全マップ作製指導協力
婦人公論4/7号 
 子どものための防犯特集記事寄稿
埼玉県越谷市北越谷公民館講演会
千葉市高州保健センタ—保健師研修会 講話
子どもの安全に関するアンケート解説書作成
 (NPO法人子育てサポータ—・チャオ編)

2007年
越谷市南越谷公民館
地域安全マップ作製指導協力
豊島区子ども家庭部子ども課 
 保育士研修 講演会
越谷市花田小学校5学年 学年活動 講演会
神奈川県相武台総合学習センター講演会   
神奈川県警察学校連絡協議会 講習会講師
 少年のみちびき 寄稿文
広島県安心安全アカデミー 講演会
さいたま市仲町小学校 講演会

2008年
練馬区ほうや幼稚園 講演会
愛知県刈谷市 CAPNA主催講演会講師
千葉県市町村アカデミー 講習会講師
越谷NPOセンター主催 講演会
練馬区立大泉第六小学校 講演会

2009年 
練馬区立八坂小学校 講演会
練馬区教育委員会委託
子ども安全安心学習講座 講師
練馬区立関町小学校 講演会
越谷市中央市民会館 講演会
越谷市大沢公民館 講演会 
練馬区立大泉第三小学校 講演会
練馬区立富士見台小学校 講演会

2013年
【内野真生の魔法の言葉】
 ラジオパーソナリティー 
地震だ!だんだんだんごむし!
  DVD(kirakira作製)/声の出演
さいたまNPOセンター 
 子どもの防犯力アップ出前教室
 インストラクター養成講座講師 

2015年
松戸市立常磐平第二小学校家庭教育学級講演会
NPO法人ながれやま子育てコミュニティなこっこ主催防犯講演会
など多数




<講演会・執筆等のご依頼について>

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◆ご依頼方法
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